自宅などの不動産は、分けにくい・分けられないことが多々あります。そこが相続ではトラブルの原因になりやすく、遺産分割事件のうち85%は不動産が関係しています。また、遺産の価格別のうち75%は5,000万円以下の財産というデータもあり、争いの原因は「遺産額」ではなく「遺産内容」と言えます。トラブルになる可能性がある不動産は、名義など現状を正確に把握し、誰に相続させるかを決めておくなど、対策をしておくことがご家族の幸せにつながります。
一時払い終身保険などの生命保険は「お金の遺言」として活用することが可能です。
生命保険は保険金の受取人を指定することで、遺言と同様の効果が得られるため、早くに保険金を受け取れる、受取人固有の財産のため遺産分割協議の必要がないなどのメリットがあります。
生命保険を上手に活用し、ご自身の意思に沿った人に遺したい金額を確実に渡すことでトラブルを回避し、円満・円滑な相続を実現します。
落とし穴?
遺産総額に占める保険金の割合が大きい場合、「特別受益」と認定される場合あり
(平成16年10月29日最高裁判決)
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